【お客様の声】痴漢事件で逮捕された少年 不処分を獲得

【お客様の声】痴漢事件を起こして逮捕された少年の親御さんから頂戴した「お客様の声」を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部からご紹介します。

【事案概要】

ご依頼者様のご子息様(10代・男性・学生)が、電車内で見知らぬ女性の胸を撫でるように触ったという痴漢事件(少年事件)。

【弁護活動と事件経過】

ご依頼者様は、警察からご子息様が逮捕されたとの連絡を受けた当日のうちに弊所に接見を依頼されましたので、逮捕から間をおかずに弁護士が初回の接見を行うことができました。
接見後、ご依頼者様から正式弁護のご依頼があり、引き続き弊所の弁護士が弁護活動を行うこととなりました。
ご依頼者様としては何とか早期の身柄解放をと望まれていましたので、弁護士もご依頼の翌日から検察官、裁判官に対して働きかけを行ったところ、弁護士が裁判所まで身柄引受に向かうことでその日のうちに釈放されました。
事件が家庭裁判所へ移行した後は、弁護士がご子息様と複数回面談を行い、どうして今回のような事件を起こしてしまったのか、という点の究明を試みました。すると、これまで性的な被害に遭う女性の気持ち、立場に立って考える機会が少ないことが事件の原因と思われるようになりました。
そこで弁護士がご子息様に宛てて複数の課題図書を設定して読書感想文の課題を出したり、事件について深く考える課題を出したりして、ご子息様が今回の事件を機に被害者の気持ちについて深く考えられるよう促しました。
また、家庭裁判所の調査官に対してもご子息様が、事件を通して大きく変わっていることを前記の課題等を通して示しました。
ご依頼者様もご子息様をきちんと監督する姿勢でした。
ご子息様に対して、保護観察や少年院送致など何らの処分を科す必要もないと考えられましたので、審判の場では弁護士から今回の事件については不処分が適当であるとの意見を述べました。
その結果、家庭裁判所はご子息様について何らの処分もしない、不処分という審判を出しました。
審判の翌日から、ご子息様は何の不安もなく学校へ通う、普段の生活に戻ることができました。

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