【東京都世田谷区】夫が傷害罪で逮捕されたら?釈放を刑事事件専門の弁護士に相談
東京都世田谷区に住むBさんは、酔って帰ってきた夫のAさんに「飲みすぎないように」と注意したところ、逆上したAから殴る蹴るの暴行を受けました。
Aの叫び声やBの悲鳴を聞いた隣人は、ただ事ではないと警視庁世田谷警察署に通報し、Aさんは駆け付けた警察に傷害罪の容疑で逮捕されました。
Bさんは、Aの仕事のこともあるため、早期にAを釈放してほしいと考えています。
そこで、Bは、刑事事件専門の弁護士事務所の弁護士に相談しに行きました。
(フィクションです)
【まさか夫が逮捕されるとは…】
弊所に寄せられる相談の中には、上記のケースのように、夫(又は妻)が傷害容疑で逮捕されてしまったという相談が見られます。
話を聞きますと、上記のように、「叫び声や物の割れる音を聞いた隣人から通報を受けた警察署の警察官が、被害者の夫を逮捕した」という時もありますが、それ以外にも、「被害を受けている妻の方が、直接警察に通報し、通報を受けた警察署の警察官が被害者の夫を逮捕した」という時もあります。
ただ、被害を受けている妻が通報した場合であっても、「あくまで仲裁のために呼んだだけで、まさか夫が逮捕までされるとは思っていなかった。仕事の関係もあるので、それは困る。早く釈放してほしい」とおっしゃることも多くあります。
【夫が逮捕された場合の釈放に向けての弁護活動】
もし、夫が逮捕された直後に弁護士にご依頼があれば、まず、警察署に対して、検察官送致をせずに釈放してほしい旨主張します。
もっとも、警察としても逮捕までしていますから、すぐに釈放をする可能性は低いと言えます。
そこで、検察官に送致された場合には、検察官に対して勾留請求をしないように働きかけ、釈放を求めます。
また、勾留請求がなされた場合には、裁判所に対して勾留決定をせず、早期に釈放するよう求めます。
ただし、上述のような活動により、夫が釈放がなされたとしても、それで終わりではありません。
もし、検察官に送致された場合には、きちんと対応しなければ「罰金刑」等の刑罰が科される可能性があります。
家庭内の出来事ですから、被害者が許していれば初犯である等の事情を考慮して不起訴処分となることも往々にしてあります。
ただ、不起訴に絶対になるということではありませんので、ご心配な方はお近くの弁護士に一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
(世田谷警察署 初回接見費用:3万6400円)