~事件~
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)であるネット掲示板に,自身の性器の画像を公開したとして,東京都北区の会社員Aさんは,警視庁滝野川警察署に,わいせつ電磁的記録記録媒体公然陳列罪で取調べを受けています。(フィクションです。)
~わいせつ電磁的記録記録媒体公然陳列罪~
Aさんのように,SNSに無修正画像等のわいせつ画像を公開して,誰でも閲覧できる状態にすれば,刑法で規定する「わいせつ電磁的記録記録媒体公然陳列罪」となります。
わいせつ電磁的記録記録媒体公然陳列罪の法定刑は,2年以下の懲役若しくは250万円以下の罰金ですので,起訴されて有罪が確定すれば,この法定刑内で刑事罰を受けることとなります。
~インターネット上の犯罪捜査~
SNSを含むサイバー空間における違法情報については,各都道府県警察が日々サイバーパトロールを行い監視しているほか,警察庁の委託を受けた「インターネットホットラインセンター(IHI)」という団体が常時監視しています。
わいせつ画像等の違法情報を見つけたIHIは,この情報を即座に警察に通報する仕組みになっており,通報を受けた警察が捜査を開始します。
またインターネットの利用者の増加に伴い,一般人からの通報が端緒となって犯罪捜査が開始される事件も増加していることから,捜査当局は,違法有害情報を比較的速やかに捜査機関に情報提供される仕組みを構築しており,サイバー犯罪捜査を強化しています。
ちなみに通報を受けた警察は,わいせつ画像等が掲載されたときのIPアドレスから,プロバイダなどを割り出し,その契約者情報などから,わいせつ画像が掲載するために使用されたパソコンを特定し,犯人を割り出します。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,警察の捜査手続きにも精通した弁護士事務所であり,捜査段階から積極的かつ多角的な弁護活動を展開しています。
東京都北区でわいせつ電磁的記録記録媒体陳列罪などの刑事事件に強い弁護士をお探しの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までお問い合わせください。
~刑事事件に強い弁護士のご用命は0120-631-881まで~