【お客様の声】少年による大麻取締法違反事件で少年院送致を回避
【事案の概要】
本件は、ご依頼者様のご息女様(10代)が自宅で大麻のようなものを持っていたところ、ご依頼者様が不審に思い警察に通報して相談したところから始まりました。
鑑定の結果、自宅で見つかったものは大麻であることが分かり、後日大麻取締法違反によって逮捕されてしまいます。
当時のご家族としては、どうして子供が大麻を持っていたのか見当もつかず、どのように対応したらよいか分からないということで弊所にご相談がありました。
【弁護活動】
ご相談のご依頼があってから直ちに弁護士が接見に向かい、持っていた大麻がご本人の物として間違いがないこと、その他に違法な薬物を所持・使用していないことを確認しました。
10代の方が犯してしまった薬物事件であり、違法薬物との関わりをもつようになった経緯や家庭環境・交友関係によっては、その後の処分として少年院もあり得る罪名です。
事件が発覚した経緯が「家族の通報」ということもあり、家族間でのわだかまりが残ってしまうことも懸念されました。
そこで弁護士としては「家庭環境の調整」を最優先と考え、双方からじっくりと話を聞き、親子のコミュニケーションを見直しました。
すると、親から子に対しては「干渉のし過ぎ」、子から親に対しては「自分の意見をきちんと伝えられていない」という状況が見受けられ、これまでのコミュニケーションがうまくかみ合っていない状況が浮き彫りになりました。
弁護士が親子の間に入ってそれぞれの問題点を伝えていくことで、お互いに勘違いや誤解していたことが分かり、親子関係が徐々に改善していく様子が見られました。
その結果を裁判所に対しても逐一報告していき、最終的には少年院を回避することができました。
【弁護士のコメント】
少年が薬物に関わってしまう理由には様々なものがあります。
単純に「薬物の快楽を得るため」ということはあまりなく、生活の中で何か「満たされない/上手くいっていない」ものがあり、それを埋めるために薬物に手を出したり、薬物と関わりのある交友関係を持ってしまうということがあります。
今回の事案では、家族・親子関係に焦点を当てて付添人として活動をしました。
弁護士というと、裁判所や事件の相手と「戦う」というイメージを持たれるかもしれませんが、常に戦うわけではなく、時には和解的な話し合いを持ったり、カウンセラーのようにお話を聞くということもあります。
今回の事例でも、弁護士が間に入ってお互いの話を聞き、ボタンの掛け違いを解消していくことができました。
法律的な解決ではないかもしれませんが、少年事件では時としてこのような活動が重要な場合もあります。
【お客様の声】
最後に、実際に本件のご依頼をいただきましたお客様からの声を紹介します。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件・少年事件に特化した法律事務所です。
刑事弁護活動の経験が豊富な専門の弁護士が多数在籍しているので、ご自身で刑事事件を起こしてしまったという方や、ご家族が刑事事件を起こして逮捕されてしまったという方は、まずは弊所までご相談ください。
東京都内の方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部にてお待ちしております。
ご相談・ご予約に関するお問い合わせは、24時間365日受付中の弊所フリーダイヤル(0120-631-881)にご連絡ください。