【事例解説】SNSで知り合った未成年者を家に泊めてたら未成年誘拐罪?刑罰や要件は? 

【事例解説】SNSで知り合った未成年者を家に泊めてたら未成年誘拐罪?刑罰や要件は? 

今回は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部が未成年者誘拐罪について解説致します。

【事例】

ある日、東京都新宿区在住の会社員Aさん(男性31歳)は、SNSを通じて知り合いになった同じ新宿区内に在住の高校生Vさん(女性17歳を自宅に招きしばらく泊めていました。

その夜、Vさんの両親が、Vさんが帰って来ないことを心配して戸塚警察署に捜索届を出したことをきっかけに事件が発覚し、後日、Aさんは未成年者誘拐罪の疑いで戸塚警察署の警察官により逮捕されました。
(※事例はフィクションです。)

【解説】

1.未成年者誘拐罪とは?

未成年者誘拐罪とは、その名の通り、未成年者を誘拐した場合に成立する犯罪です。
未成年者誘拐罪は刑法224条に次のように規定されています。

  • 刑法224条(未成年者略取及び誘拐)
    未成年者を略取し、又は誘拐した者は、3月以上7年以下の懲役に処する。

「未成年者」とは、18歳未満の者を意味します(民法4条)。
「誘拐」とは、欺罔または誘惑を手段として、人を生活環境から離脱させ、自己または第三者の事実的・実力的支配におくことです。

2.未成年者誘拐罪の刑罰

未成年者誘拐罪が成立した場合には、3月以上7年以下の懲役に処されます。

3.未成年者の同意の有無

本罪は、たとえ未成年者が同意していたとしても、監護者である保護者の同意なく連れ去った場合、未成年者誘拐罪が成立します。

4.親告罪

本罪は、未成年者の名誉保護のため、「告訴がなければ公訴を提起することができない」親告罪(刑法229条)であるとされています。

【事務所紹介】

今回は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部が未成年者誘拐罪について解説致しました。

未成年者誘拐罪のように被害者側の告訴を必要とする場合、経験豊富な刑事弁護士による示談交渉により早急に告訴を取り下げてもらう必要があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に扱う法律事務所です。

未成年者誘拐罪などなんらかの事件を起こしてしまった方、警察から取調べを受けている、呼び出しを受けている方は、弊所へお越しいただいての初回無料相談をご利用いただけます。
また、既に逮捕されている方へは、お申込み後、最短当日中に弁護士が接見をして、今後の対応についてのアドバイスや状況を確認する初回接見サービス(有料)がございます。

東京都新宿区及びその周辺に在住の方やそのご家族で、刑事事件の被疑者として捜査されているという方などは、是非一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部までご連絡ください。

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