【東京の交通事件】入れ歯安定剤で酒気帯び運転が無罪に!!刑事事件に強い弁護士

酒気帯び運転の無罪判決について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部が解説します。

今年の8月、東京高等裁判所で行われた控訴審で、道路交通法違反(酒気帯び運転)などに問われた男性に対して、酒気帯び運転について無罪が言い渡されています。
(平成30年8月19日に配信された報道各社のネットニュースを参考にしています。)

~酒気帯び運転~

お酒を飲んで車を運転すれば飲酒運転として刑事罰の対象になります。
飲酒運転として刑事罰の対象になる違反は「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」の2種類があります。
酒気帯び運転は、呼気1リットル中0.15ミリグラム以上のアルコールが検出された場合に適用され、酒に酔っているかどうかに捉われません。
酒気帯び運転の法定刑は「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」です。
酒酔い運転は、アルコール量に関係なく、酒に酔って運転した場合に適用されます。
酒酔い運転の法定刑は「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」です。
酒気帯び運転の基準値を下回り、酒に酔っていなかった場合は、刑事罰の対象外となり、反則金や違反点数といった行政処分の対象にもなりません。

~飲酒検知~

酒気帯び運転は、飲酒検知結果によって立証されます。
飲酒検知は、警察官が運転を認めたその場で行われるのが通常で、経験のある方もいると思われますが、飲酒検知の方法は、ストローを吹いてポリ袋を膨らませ、そのポリ袋に飲酒検知管を装着して、ポリ袋内の呼気を特殊な機材で吸引して呼気に含まれているアルコール量を計測します。
ちなみに、このアルコール検知には「北川式飲酒検査機SE型」という機材が使用されています。

控訴審で無罪が言い渡された男性は、入れ歯安定剤を使用しており、この入れ歯安定剤にアルコールが含まれていたことが判明して無罪が言い渡されたようです。
お酒を飲んで運転した認識がないのに、飲酒検知でアルコール反応が出た方は、早急に刑事事件に強い弁護士にご相談ください。

東京酒気帯び運転無罪を訴えたい方や、交通事件に強い弁護士のご用命は、刑事事件に強いと評判の「弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部」にご相談ください。
初回法律相談:無料

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