Archive for the ‘刑事事件’ Category
東京都八王子市高尾の威力業務妨害事件 爆破予告により逮捕されて弁護士に相談
東京都八王子市の威力業務妨害事件 爆破予告により逮捕されて弁護士に相談
東京都八王子市高尾に住む大学生のAさんは,いたずら目的で,自分が通学するB大学の名前をあげて,「B大学の文化祭会場に爆弾を仕掛けた。キャンパスのC棟を吹き飛ばしてやる」と,インターネット上の掲示板に爆破予告の書き込みを行いました。
書き込みを目撃した第三者の通報により,Aさんは高尾警察署の警察官に威力業務妨害の容疑で逮捕されました。
Aさんの両親は,Aさんを早く釈放する方法はないものかと,弁護士に相談に行きました。
(フィクションです)
【インターネット上の爆破予告】
威力業務妨害罪(刑法234条)は文字どおり「威力」を用いて人の業務を妨害する罪を指します。
「威力」とは暴行・脅迫等の,人の意思を制圧するような勢力を指します。
直接に暴力を振るったり,騒ぎ立てたりするなど様々な種類がありますが,爆破予告も「威力」の一つです。
Aさんのように,インターネット上で爆破予告を行って威力業務妨害として逮捕されてしまうケースも,スマートフォンを始めとして誰でも手軽にインターネットにアクセスできる現在においては増えてきています。
実際には爆破予告どおりの行為に及ぶつもりがなかったとしても,ひとたび書き込みをしてしまうと,威力業務妨害罪で逮捕されてしまう可能性があるのです。
【爆破予告による逮捕】
インターネット上の爆破予告は,多数人に目撃されて通報される可能性が高く,また,即座に書き込みを削除しても拡散されてしまいやすいため,威力業務妨害罪で逮捕されてしまう可能性が少なくありません。
威力業務妨害罪で逮捕されてしまうと,勾留決定(逮捕による身体拘束期間を延長する手続を指します)により,逮捕に引き続いて身体拘束が継続してしまうおそれがあります。
ご家族が爆破予告による業務妨害罪で逮捕されてしまった場合,速やかに弁護士に相談することで,釈放時期を早めるための身柄解放活動が可能になります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,刑事事件を専門に取扱う弁護士事務所として,爆破予告による業務妨害罪で逮捕された事件についても,迅速な身柄解放活動に取り組みます。
爆破予告による業務妨害罪でご家族が逮捕されてお困りの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(高尾警察署 初回接見費用:3万5800円)
東京都調布市の近所トラブル 親告罪の器物損壊事件で示談をする刑事事件専門弁護士
東京都調布市の近所トラブル 親告罪の器物損壊事件で示談をする刑事事件専門弁護士
東京都調布市に住むAさんは、隣の家に住むVの態度が気に食わず、かねてから文句を言っていましたが、一向に聞く耳を持ちませんでした(近所トラブル)。
そのため、腹を立てたAは、V宅に止めてあったV所有の自動車に傷をつけるなどの行為をしてしまいました。
Vから被害届を出された調布警察署は、器物損壊罪の容疑でAから事情を聞いています。
Aは、今後の流れについて、弁護士に相談しました。
(フィクションです)
【近所トラブル】
近所トラブルによる刑事事件での相談も弊所には多く寄せられます。
例えば、一昔前にありましたが、近所の人に毎日騒音を浴びせてPTSDにさせたような事件(傷害事件)も近所トラブルによる刑事事件の一つと言えます。
また、上記事案のように、器物損壊を起こすような近所トラブルもあります。
時には、近所トラブルを我慢し続けた結果、怒りが頂点に達し、相手に危害を加えてしまったという事件もあります。
近所トラブルでお困りの場合、刑事事件に発展する前に、まずは一度、行政や弁護士などに相談する方が得策と言えるでしょう(ただ、相談しても変わらず結果として刑事事件となってしまっているケースも少なくないため、必ず解決できるというわけではない点が苦しいところです)
【器物損壊罪で示談~親告罪】
器物損壊罪は、「他人の物を損壊し」た場合に成立する犯罪であり、法定刑は「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金」です。
器物損壊罪は、親告罪であり、被害者側などからの告訴がない限り、刑罰を科すことができません。
そのため、被害者と示談し、告訴を取り下げてもらう(被害届を取り下げてもらう)ことが重要となってきます。
ただ、近所トラブル発端の器物損壊罪のような場合には、当事者間で話したとしても、交渉が難航することが予想されます。
そのため、第3者である弁護士等に仲介へ入ってもらい、示談交渉をすることが得策と言えるでしょう。
東京都調布市の近所トラブルでお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(調布警察署 初回接見費用:3万7300円)
東京都目黒区の迷惑防止条例違反で弁護士相談 性同一性障害の方に対するわいせつ行為
東京都目黒区の迷惑防止条例違反で弁護士相談 性同一性障害の方に対するわいせつ行為
東京都目黒区に住むAさんは、飲食店で飲んでいたところ、性同一性障害のVさん(戸籍は男性、長髪で女性用の衣服を身に着けており、一見すると女性に見える姿だった)と知り合いました。
AとVが会話している中で、Vが「(Vは)実際に胸が膨らんでいる」と話したため、Aは、確かめるため、Vの胸を着衣の上から急につかみました。
Vが「何をするんですか」とAに対して激怒し、被害届を受けた碑文谷警察署は、Aから東京都迷惑防止条例違反で事情を聞いています。
Aは、弁護士事務所の弁護士に相談に行きました。
(大阪高裁平成30年1月31日判決の事案を元にしたフィクションです)
【性同一性障害の方に対するわいせつ行為】
近年、セクシャルマイノリティの方に関する報道が多くなされています。
セクシャルマイノリティには、LGBTや上記例のような性同一性障害等多くの種類があります。
今回は、そのような性同一性障害の方に対するわいせつ事件をテーマにしたいと思います。
上記事案の参考裁判例は、1審が、被告人に対して兵庫県迷惑防止条例違反に当たると判断したことに対して、被告人側が控訴した事案の判決です。
控訴審では、①被告人はそもそも性同一性障害の被害者の胸を触っていない(事実誤認)②被告人が性同一性障害の方の胸を触る行為は、迷惑防止条例の要件には当たらないという主張をしていました。
しかし、控訴審判決では、被告人の主張を認めず、被告人に迷惑防止条例違反の成立を認めました。
参考裁判例は、「ある言動が「卑わいな」ものといえるか否かは、行為者の主観的意図によらず、その言動を客観的に見て、社会通念上、性的道義観念に反する下品でみだらなものといえるかどうかにより決すべき」としており、性的意図がないからと言って「卑猥な言動」に直ちに当たらないとは言えないとしています。
また、被害者が男性だったとしても、「胸も膨らんでおり、一見して女性に見える姿をしている」「性同一性障害の診断を受けている」という事実からすれば、胸部をつかまれた際の屈辱感等は生来の女性の場合と比較しても遜色ない、としたうえで、「社会通念上、性的道義観念に反する下品でみだらな」ものであると判断しています。
そのため、上記のケースで、たとえAに性的意図がなかったとしても、状況や態様によっては迷惑防止条例上の「卑猥な言動」と認定されうるのです。
東京都目黒区の迷惑防止条例違反でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで一度ご相談ください。
(碑文谷警察署 初回接見費用:3万6700円)
東京都青梅市の公然わいせつ事件で逮捕され弁護士に相談 動画をSNSにアップ
東京都青梅市の公然わいせつ事件で逮捕され弁護士に相談 動画をSNSにアップ
東京都青梅市に住むAさんは、SNSにわいせつな動画(自らの陰部を撮影した動画)をアップしていました。
ある日、Aさんは刺激的な動画をSNSへアップするため、野外の公園で自らの陰部を露出し自慰行為をしている動画を撮影していました。
警ら中の青梅警察署の警察官が、Aさんを発見し、公然わいせつの容疑で現行犯逮捕しました。
Aの両親は、Aの今後について弁護士に相談しました。
(フィクションです)
【SNSへの動画アップ】
近年、SNSは急速な発展を遂げており、多くの方がSNSを使用しています。
SNSには動画をアップすることができるサービスがついているものもあり、日常の動画をアップしている人も少なくありません。
しかし、上記のように、わいせつな動画をSNS上にアップしている人も少なくないのが現状です。
わいせつな動画を不特定多数の人が見ることのできるSNS上でアップすること自体が、犯罪行為に当たる可能性がありますが、今回は、上記のようにSNSに動画アップするために野外での露出をした行為についてみていきたいと思います。
【公然わいせつ事件】
「公然とわいせつな行為をした」場合には、刑法上の公然わいせつ罪が成立することになります。
公然わいせつ罪の法定刑は「六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」と定められています。
上記Aさんは、不特定多数の人物がいる可能性のある野外の公園で、自らの陰部露出・自慰行為を行なっていますから、公然わいせつ罪が成立することになるでしょう。
公然わいせつ罪が問われた場合、初犯であれば罰金刑となる可能性が高いと言えますが、悪質性や再犯可能性等の考慮の結果、公判請求される可能性もゼロではありません。
そのため、公然わいせつ罪で逮捕されたような場合には、一度弁護士に相談することが得策と言えます。
また、そのような公然わいせつ行為や、SNSにわいせつ動画をアップする行為は、自らではやめられない可能性もあります。
そのような場合には、カウンセリングなどに行くことにより、再犯防止策を講じる必要もあります。
東京都青梅市の公然わいせつ事件で逮捕され、お困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで一度ご相談ください。
(青梅警察署 初回接見費用:3万9400円)
東京都八王子市の電車内事件 傷害事件で示談を刑事事件専門の弁護士に依頼!
東京都八王子市の電車内事件 傷害事件で示談を刑事事件専門の弁護士に依頼!
東京都八王子市内に住むAさんは、電車内で酔っ払いVに絡まれてしまいました。
Aは、Vを無視していましたが、あまりにしつこかったため、Vを小突いたところ、Vはよろけて頭を打ち、全治2週間のけがをしてしまいました。
後日、Aは八王子警察署の警察官から「Vから傷害罪の被害届が出ている」と言われました。
Aは、示談も含め刑事事件専門の弁護士に相談しました。
(フィクションです)
【電車内事件】
最近では、新幹線内での殺人事件のニュースが大々的に報道されていますが、電車内事件にはどのような種類があるのでしょうか。
一つとしては、最近のニュースや上記例での傷害罪などの暴力犯罪があげられます。
また、電車内事件として、それ以外に、痴漢行為やわいせつ行為等の性犯罪も挙げられます。
すりなどの窃盗を含む財産犯罪も、電車内事件のひとつとして挙げられるでしょう。
電車内で駅員さんともめて、業務執行妨害になる例もあり、多くの犯罪が起こりえます。
電車内には不特定多数の人が乗り入れしますし、多くの人が使用しているでしょうから、ブログをご覧の中には、上記記載例以外の犯罪に、電車内で巻き込まれた方もいらっしゃるかもしれません。
【傷害事件で示談】
上記のような、「被害者から絡んできたにもかかわらず、傷害罪で被害届が出されてしまった」というような相談も、刑事事件専門事務所である弊所に多く寄せられます。
そのような場合、被害者側から示談の要請があるケースも少なくありません。
そして、その際、示談金として、法外な値段を請求される場合もあります。
そのような高額な示談金にもかかわらず、被害者を小突いたという事実はあるうえ、警察から捜査されるという非日常的な経験から早く解放されたいということから、示談金を支払って、示談を締結してしまう人も少なくありません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、傷害事件等での示談の経験も豊富です。
当初は高額な示談金を請求されていたケースで、弁護士の交渉により、示談相場額での示談となったケースもございます。
東京都八王子市の電車内事件・傷害事件でお困りの方は、八王子市内にも支店がある弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(八王子警察署 初回接見費用:3万4900円)
東京都江東区の酒気帯び運転事件で現行犯逮捕 公務執行妨害も弁護士に相談!
東京都江東区の酒気帯び運転事件で現行犯逮捕 公務執行妨害も弁護士に相談!
東京都江東区に住むAさんは、近くの居酒屋で飲酒をしたのち、自動車を運転して自宅まで帰ろうとしていました。
警ら中の城東警察署の警察官は、Aの車を止め、呼気検査をしたところ、アルコール値がでたため、Aを酒気帯び運転の容疑で事情を聞いていました。
その際、Aは「早く帰らせろ」などと喚き、警察官の胸倉をつかむなどしたため、公務執行妨害罪の容疑で現行犯逮捕しました。
Aの妻が、今後の流れを弁護士に相談しました。
(フィクションです)
【酒気帯び運転事件】
様々な法規制が進められている中で、上記のような酒気帯び運転事件は、まだなお散見されています。
酒気帯び運転をした場合、行政上、免許の点数がひかれることはもちろん、刑事罰の対象にもなります。
酒気帯び運転は、呼気1リットルあたり0.15mg以上もしくは血液1ミリリットルあたり0.3mg以上のアルコールを含んで車両を運転することをいい、酒気帯び運転行為をした場合、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
【公務執行妨害】
なお、酒気帯び運転行為の発覚は、警察官の職務質問によるところが大きいと言えます。
その際、警察官に対して暴行行為をはたらいたような場合には、別途公務執行妨害罪が成立する可能性もあります。
公務執行妨害罪は、「公務員が職務を執行するにあたり、これに対して暴行又は脅迫を加えた」場合に成立します。
法定刑は、「三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金」とされています。
【現行犯逮捕】
現行犯逮捕は、刑事訴訟法212条に記載してあり、1項には、「現に罪を行い、又は現に罪を行い終わった者を現行犯人とする」と、2項には、一定の状況にあたる者が「罪を行い終わってから間がないと明らかに認められるときは、これを現行犯人とみなす」として、4つの類型を記載しています。
かかる条文にあたるような場合には、警察は逮捕状がなくとも現行犯逮捕ができます。
上記で言えば、酒気帯びの状態で車を運転していたうえ、公務執行妨害罪を警察官の目の前で起こしましたので、現行犯逮捕がなされたことになります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所であり、上記のような酒気帯び運転事件、公務執行妨害事件の弁護経験もございます。
東京都江東区の刑事事件で現行犯逮捕等された場合、弊所まで一度ご相談ください。
(城東警察署 初回接見費用:3万7100円)
東京都港区の刑事事件 SNS上の名誉毀損で刑事処分を弁護士に相談
東京都港区の刑事事件 SNS上の名誉毀損で刑事処分を弁護士に相談
東京都港区に住むAさんは,これまで面識のないBさんとSNS上で喧嘩になり,Bさんのツイッターアカウントに対するリプライで「Bは大学で友達の財布を盗んだことがある。」という書き込みを行いました。
数週間後,赤坂警察署の警察官からAさんに「SNSでの書き込みについて,警察署で話が聞きたい。」と電話がかかってきました。
Aさんは,自分は不起訴処分になるかどうか,弁護士に相談に行きました。(フィクションです)
【SNS上の名誉毀損】
現在,スマートフォンやタブレットを通じてSNSを利用する機会は日ごと増えています。
正しく使えば便利なSNSですが,誰でも手軽に使えるものだからこそ,刑事事件に発展するトラブルを起こしてしまうリスクもあります。
ボタン1つで書き込みができるSNSだからこそ,安易な書き込みで事件となってしまう危険があるのです。
ここで紹介する名誉毀損も,SNS上で起こしてしまいがちな典型的なトラブルです。
名誉毀損罪の成立には「公然と事実を適示」することが必要です(刑法230条1項)。
「公然」とは不特定又は多数の人が認識できる状態を指しますが,誰でも利用できるSNS上の書き込みは,「公然」性を満たす可能性が高いといえます。
誰でも閲覧できるSNSでは,名誉毀損にあたる書き込みが拡散されて,さらなる被害が拡大してしまうおそれもあります。
【名誉毀損での刑事処分】
名誉毀損罪を起こしてしまった場合,初犯であっても,不起訴処分にならずに,罰金以上の刑事処分になることもあり得ます。
罰金以上の処分を受けると前科がついてしまうため,前科を回避するには,不起訴処分となる必要があります。
名誉毀損罪は親告罪なので,弁護士を通じた示談を進めることで,不起訴処分となる可能性が高くなります。
SNS上の名誉毀損の場合,被害者の方の個人情報が全く分からない場合も少なくないため,不起訴処分となるために,弁護士を通じた早期の示談交渉を行うことが重要になってきます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,刑事事件を専門に扱う弁護士事務所として,SNS上での名誉毀損トラブルにも取り組んでいます。
SNS上での名誉毀損で不起訴処分となるには,弁護士を通じた示談がポイントです。東京都港区のSNS上の名誉毀損で捜査されてお困りの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(赤坂警察署 初回接見費用:3万5600円)
東京都江東区で野良猫に吹き矢―動物愛護法で自首を弁護士に相談
東京都江東区で野良猫に吹き矢―動物愛護法で自首を弁護士に相談
【ケース】
東京都江東区に住むAは、団地の一軒家に住んでいます。
最近、夜中に自宅の庭で野良猫が大量に集まって喧嘩などをするため、野良猫の鳴き声に悩まされていました。
そこでAは、近所を歩いている野良猫を見つける度に吹き矢で攻撃し、うち数本が野良猫に刺さったため野良猫は傷を負いました。
傷ついた野良猫を見た近隣住民の通報を受け、東京都江東区を管轄する深川警察署の警察官は、動物愛護法違反の疑いで捜査を始めました。
Aは、動物愛護法で逮捕・起訴される前に自首したほうが良いのか、弁護士に相談しました。
(フィクションです。)
【動物愛護法について】
「動物の愛護及び管理に関する法律」(通称、動物愛護法)によると、動物愛護法で保護されている愛護動物とは、「牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる」と、「人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの」を指します。(動物愛護法44条4項)
そのため、Aが吹き矢によって傷を負わせた野良猫は、動物愛護法で保護されている愛護動物です。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけたりしたものは、「二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金」に処されます。(動物愛護法44条1項)
ただし、ケースでは野良猫に傷を負わせているため動物愛護法違反になりますが、飼い猫であった場合、器物損壊罪(刑法261条)にも該当します。
器物損壊罪の法定刑は「三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料」ですので、飼い猫の場合はより罪の重い「動物傷害罪」が適用されます。
【動物愛護法での自首】
自首については、刑法42条に規定があり、「罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができる」と定められています。
つまり、捜査機関からこの人が犯人だと特定された後であれば、自首には当たらないことになります。
また、条文にもありますように、自首したからと言って必ずしも刑が軽減されるとは限りませんが、自首した被疑者は逃亡や罪証隠滅の恐れが少ないことから、在宅事件として扱われる場合や、逮捕・勾留がついても早期に釈放される場合もあります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件専門の弁護士事務所です。
東京都江東区で野良猫を吹き矢で負傷され、自首を考えている方がおられましたら、弊所の無料相談をご利用ください。
(深川警察署までの初回接見費用―3万7100円)
東京都新宿区の公然わいせつ事件で逮捕され弁護士に相談 複数余罪で再逮捕
東京都新宿区の公然わいせつ事件で逮捕され弁護士に相談 複数余罪で再逮捕
東京都新宿区に住むAさんは、仕事のストレスなどで、毎晩、近くの公道で下半身を露出していました。
捜査をしていた四谷警察署は、Aさんを公然わいせつ容疑で逮捕しました。
Aさんは、逮捕事実以外にも複数の余罪がありますが、まだ警察には話していません。
ただ、Aさんとしては警察官の話しぶりから既に情報を得ており、自白しようとも考えています。
Aさんの家族は、今後の流れについて弁護士に相談しました。
(フィクション)
【公然わいせつ事件】
公然わいせつ罪は、「公然とわいせつな行為をした」場合に成立します。
法定刑は、「六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」とされているため、初犯であり、悪質性がなく反省をしっかりしているような場合には、不起訴になる可能性があります。
しかし、上記のように余罪が複数あるような場合には、簡単には不起訴とはならず、罰金や、公判請求となる場合もあります。
【余罪で再逮捕】
通常、公然わいせつ罪などで逮捕された場合、48時間以内に検察官に事件が送致され、検察官が24時間以内に勾留請求をするか否かを判断します。
その後、勾留請求をし、勾留が認められた場合、10日(最大20日)身体拘束されることになります。
そのため、公然わいせつ等で逮捕された後に、長期間の身体拘束を避けるためには、弁護士等を付けて早期に対応することが重要と言えます。
もっとも、その活動の結果、勾留請求を免れたとしても、上記事案のように同種余罪があるような場合には、再逮捕される可能性もあります。
再逮捕された場合、再度、再逮捕された被疑事実について勾留決定がなされる可能性があります。
ですから、余罪が複数あるような場合には、しっかりと取調べの対応や身柄解放の対応をしなければかなりの長期間の身体拘束が続く可能性もあります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所であり、数多くの刑事事件を経験してきました。
もちろん、公然わいせつ事件も経験も多数ございます。
東京都新宿区の公然わいせつ事件で逮捕され、お困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士まで一度ご相談ください。
(四谷警察署 初回接見費用:3万4900円)
東京都目黒区の危険ドラッグ(RUSH)事件 職務質問で鑑定待ちなら弁護士に相談
東京都目黒区の危険ドラッグ(RUSH)事件 職務質問で鑑定待ちなら弁護士に相談
東京都目黒区内に住むAさんは、深夜、目黒警察署の警察官に職務質問を受けました。
職務質問に付随する所持品検査の際、昔、使用目的で購入したRUSH(危険ドラッグ)の液体が鞄の奥底に残っており、警察官から「薬機法違反の疑いがある。この液体を鑑定させてほしい」といわれ、RUSHを任意提出しました。
Aさんは、鑑定結果が出るまでの間、今後どうなるのかを弁護士に相談へ行きました。
(フィクションです)
【危険ドラッグ~RUSH】
RUSH等の危険ドラッグを使用目的で所持していたような場合には、薬機法違反となる可能性があります。
RUSHとは、亜硝酸エステルを主成分とするドラッグ(薬物)であり、日本では2006年に指定薬物とされ、使用や所持等が薬機法上禁止されています。
ただ、昔は普通に売られていたこともあり、上記例のように、昔、合法的に購入しており、それが、今もまだなお所持してしまっている、という方も散見されます。
【危険ドラッグ所持の発覚~職務質問】
危険ドラッグ所持が発覚する経緯は色々ありますが、ひとつとして上記のように職務質問・所持品検査の際に偶然発覚するというものがあります。
上記のような場合、自ら過去に危険ドラッグを買って鞄に入れていたことを忘れていた等のケースも少なくありません。
ですから、何らやましいことなく、警察官に職務質問・所持品検査の協力をしていたところ、急に危険ドラッグが出てきてしまい、被疑者がパニックに陥ってしまうということもあります。
ただ、警察官としても、出てきた液体を見て、いきなり「これはRUSHなので、危険ドラッグ所持で逮捕します」とすることはできません。
本当にそれがRUSHなのかどうかの鑑定を専門機関に依頼することになります。
そのため、RUSHと思われる液体を任意提出させ、いったんは帰宅させ、鑑定後に被疑者から話を聞くという捜査がなされることが多いと言えます。
もっとも、その場を返されたからと言って、その後逮捕される可能性がないというわけではありません。
警察官が必要と判断した場合、鑑定結果後に通常逮捕がなされる可能性もあるのです。
ですから、もし、RUSH等の危険ドラッグを所持しており、鑑定待ちの段階になったような場合には、一度今後の流れを刑事事件専門の弁護士に相談した方が得策と言えます。
東京都目黒区の危険ドラッグ所持でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(目黒警察署 初回接見費用:3万6500円)