Archive for the ‘お客様の声’ Category

【お客様の声】13歳未満の事件(一時保護と少年審判)

2021-05-29

【お客様の声】13歳未満の事件(一時保護と少年審判)

【事案の概要】
ご依頼者様の息子様(10代)は,ショッピングモール内のトイレでわいせつな行為をしたとして児童相談所一時保護された強制わいせつ事件。

【弁護活動】

本件の息子様は年齢的に少年事件の中でも触法少年として扱われ,児童相談所との折衝が必要な事件でした。
ご依頼者様は息子様が一時保護されたことやその後の手続きに不安が多かったことから,当初に弁護を依頼されました。
弁護士が息子様と面会したところ,息子様の考え方の問題点や対人関係で気を付けなければならない点があることが分かりました。
弁護士がご依頼者様ら親とも面談し,事件を起こしてしまった息子様とのかかわり方について,考えていかなければならない点を話し合いました。
子供が事件を起こしてしまうと,親としては「育て方を間違えてしまったのではないか」と思ってしまうこともありますが,少年事件の場合は,悲観するだけでなくこれまでをしっかりと振り返ったうえで,将来のことをきちんと考えていかなければなりません。

息子様は児童相談所から少年鑑別所へ移り,その後少年審判が開かれることになりましたが,弁護士との面会を重ねるごとに,様々な物事への考えが深まっていく様子が見られました。
このような変化について弁護士が家庭裁判所に適宜報告し,息子様が良い方向で成長しつつあることをアピールしました。
また,息子様が通っていた学校へ弁護士が出向き,学校の先生方に事情を説明して,学校でも息子様を受け入れていただくための態勢を整えていただきました。
息子様が成長する様子や,家族・学校が適切に指導監督できることを審判でも明らかにしたことで,審判の結果,息子様は施設に送られることなく自宅に帰り学校にも復帰することができました。

【まとめ】

刑事未成年である14歳未満のお子さんが刑事事件にあたる行為をした場合には触法少年として扱われます。
触法少年は,14歳以上20歳未満の少年事件とは異なる手続きを受けますが,最終的に審判が開かれる可能性があります。
その過程においては,お子さんに対して事件や社会との向き合い方,将来についてなど,保護者とは異なる立場から助言をし,物事への考え方を深めていくよう導く必要があります。
13歳未満のお子さんが強制わいせつなどの事件を起こしてしまい,児童相談所少年鑑別所少年審判に至るまでの流れや,どのような付添人活動が考えられるかを知りたい方がおられましたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御連絡ください。

【お客様の声】不起訴獲得(酒に酔って器物損壊)

2021-05-27

【お客様の声】不起訴獲得(酒に酔って器物損壊)

【事案の概要】
ご依頼者様の会社の従業員であるご本人様は,お酒に酔って暴れて,飲食店のガラスを蹴って割ってしまい110番通報で駆け付けた警察官に逮捕されてしまったという器物損壊事件。

【弁護活動】

ご依頼者様は,ご本人様を逮捕した警察署から連絡を受けましたが,事件の詳細が分からなかったため当所に弁護活動を依頼されました。
逮捕から3日が経った時点でのご依頼でしたが,直ちに弁護士が接見に向かい,検察官と交渉したところ,当日の内にご本人様が釈放されました。
一度身体拘束が決定してしまうと釈放が困難になることもありますが,捜査の初期に対応することで釈放の可能性を高めることができます。
また,ガラスが壊れるという被害が発生していたため,弁護士が代理人として示談交渉を行い,早期に示談を締結することができました。
ご依頼者様やご家族の方が身元引受をしていることや示談が成立したこと等,ご本人様に有利な事情をまとめて検察官に提出した結果,無事不起訴処分を獲得することができました。

【まとめ】

器物損壊事件では,
・逮捕・勾留されている場合には身柄解放活動
不起訴処分など、より良い結果を求める弁護活動(示談交渉や取調べ対応など)
が必要となります。
特に身柄解放活動については,弁護士の説明次第ですぐに効果が表れることもあります。
御家族の方が,お酒に酔って器物損壊事件などを起こしてしまい,身柄解放活動やより良い結果を求める活動を希望されている場合,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御連絡ください。

【お客様の声】大麻事件での取調べ対応

2021-05-25

【お客様の声】大麻事件での取調べ対応

【事案の概要】
ご依頼者様が,知人から郵便を利用して大麻を譲り受けた,との疑いで捜査され逮捕された事件。

【弁護活動】

ご依頼者様は大麻を譲り受けた認識はありませんでしたが,警察から何度か呼び出されて取調べを受けていました。
身に覚えはないため取調べでの対応に困ってしまい,当所に弁護活動をご依頼されました。
弁護士としては,ご依頼者様のお話によると大麻取締法違反とならない事件であるとの心証を持ったため,安易に事実を認めてしまわないように取調べのアドバイスを行いました。
嫌疑を否認したため,途中,警察は令状による逮捕を強行しました。他に証拠がなく自白を得ようとするための逮捕であることは明白でした。
逮捕されたのは遠方の警察署でしたが,弁護士が頻繁に接見に通い,取調べに屈することがないよう励まし続けました。
ご依頼者様は自白してしまうことなく取調べを終えることができたため,結果として起訴されず不起訴処分となりました。
嫌疑を否認している事件の場合,警察などの捜査機関は逮捕や起訴をちらつかせて取調べで自白を求めてくることが間々あります。

そのような場合であっても先走って判断してしまうことなく,弁護士とよく相談してから方針を決めていくことが重要です。

【まとめ】

客観証拠が乏しい事件では,未だ取調べ・供述調書での自白に偏重した捜査が行われるという実態がございます。
上記のような事件では取調べの対応は極めて重要です。
被疑者が逮捕・勾留された場合には自宅に帰ることができず,更には薬物事件では接見禁止決定が下される場合が多いため,例え家族であっても面会ができないということも少なくありません。
短いようで長く感じるであろう勾留期間において,被疑者は不安に苛まれてつい自分の認識と異なる発言をしてしまう可能性は否定できません。
弁護人としては,足繁く接見に向かい、取調べでのアドバイスを行うとともに張り詰めた意識を緩める役割をも担う必要があります。

大麻事件で取調べを受ける可能性がある,あるいは御家族が既に逮捕・勾留されてしまっているという方がおられましたら,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御連絡ください。

【お客様の声】身に覚えのない事件で刑事事件化回避

2021-05-23

【お客様の声】身に覚えのない事件で刑事事件化回避

【事案の概要】
ご依頼者様のご子息様(20代)はイベントで知り合った女性と飲食したのちキスする等しましたが,後日合意のない性交渉をされたと言われた強制性交等事件。

【弁護活動】

ご依頼者様がご子息様から事情を聴いたのち,相手の女性からご依頼者様にあてて相当高額の慰謝料を払うよう連絡が来ました。
ご子息様としてもそもそも性交渉はしておらず,恋愛感情に基づいたキスという認識でしたし,相手方から提示された金額は相場に照らしても高額で対応に苦慮されたため,当初に弁護を依頼されました。
弁護士が相手の女性と連絡を取ったところ,話が転々としていたうえ,ご子息様の話とやや食い違いも見られました。
そこで,ご依頼者様,ご子息様からも丁寧に事情をうかがい,相手方の主張を争う方針に決めました。
相手の女性は警察に行って被害届を出す等とも言われましたが,弁護士が警察に確認の上で犯罪にあたるような行為は全くなかった旨を説明したところ,警察において事件化されることを阻止することができました。
その後も相手の女性はご依頼者様やご子息様との接触を図ろうとしていましたが,間に弁護士が入って毅然とした対応をすることでご依頼者様,ご子息様の主張を曲げずに貫くことができました。

【まとめ】

このように、強制性交等事件のような被害者がいる事件では,身に覚えのないものや相手方との主張が食い違うという場合があり,内容次第では刑事事件に発展しないという事案もございます。
しかし,相手方が警察に被害届を出すと言っている場合,一般の方が法律に基づいた毅然とした態度で臨むということは容易ではないかもしれません。
身に覚えのない強制性交等事件などで被害届を提出する等と言われている方がおられましたら,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御相談ください。
在宅事件の場合,事務所にて無料で御相談いただけます。

【お客様の声】(前科あり)無免許運転で執行猶予判決を獲得

2021-05-21

【お客様の声】無免許運転で執行猶予判決を獲得

【事案の概要】
ご依頼者様の息子様(40代)は,離婚した元奥様のもとへ子供を会わせるために自動車を運転していたところ,無免許運転が発覚したため逮捕されたという道路交通法違反事件。

【弁護活動】

ご依頼者様は息子様が逮捕されたとの連絡を受け,同乗していたお子様を迎えに警察署へ向かわれたのち,息子様の接見を当所に依頼されました。
弁護士が接見したところ,息子様には持病があり逮捕されたままでは十分な医療が受けられない可能性があったこと,息子様ご本人が事件について認めていること等,早期に釈放されるべき事件であることが分かりました。
また,ご依頼者様と弁護士が面談したところ,ご本人には無免許運転の前科があり今後の処分に不安があるとのことでしたので,引き続き当初に弁護活動を依頼されました。
弁護士が検察官,裁判所に対して,早期に釈放すべきとの意見を述べたところ,裁判所はこれを認めて早期に釈放をする決定をしました。
なお,裁判所が釈放すると判断したことに対して,検察官が不服を申立てましたが却下され,無事釈放は認められました。
釈放後は裁判に向けた準備を行い,今後ご本人が二度と無免許運転を繰り返してしまわない様に周囲の環境を整えました。
こうした働きかけや,ご依頼者様も情状証人として裁判に出廷したことを踏まえて,裁判所は,同種の前科があったものの今回について限り執行猶予付きの判決としました。
ご本人様も,無事仕事に戻ることができ,社会復帰を果たすことができました。

ご家族が無免許運転をしてしまい,警察に逮捕されたという方がおられましたら,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御連絡ください。

【お客様の声】(前科あり)窃盗事件で執行猶予を獲得

2021-05-19

【お客様の声】(前科あり)窃盗事件で執行猶予を獲得

【事案の概要】

ご依頼者様(女性)は,スーパーで生鮮食品などを万引きしてしまったところ,保安員に見つかり警察に引き渡されたという窃盗事件。

【弁護活動】

ご依頼者様には同じ種類の窃盗前科があり,警察の取り調べや裁判の手続がどのように進んでいくのか不安があったため当所に弁護活動をご依頼されました。
ご依頼様の前科や過去の万引きの回数等を考慮すると正式な裁判手続になることが見通される事件でした。
そこで,裁判手続になる前から弁護士が専門の医療機関を紹介し,定期的に通院していただくことにしました。
ご依頼者様はこれまで万引きしてしまうことを「止めよう」と頭では分かっていても,行動を押さえられないときがありましたが,幸いにして通院している期間中は再犯してしまうことなく生活することが出来ました。
通院の際にはご依頼者様のご家族にも協力していただき,家族全体で再犯を防止する意識を持っていただきました。
裁判になる前から再犯防止のための活動を行い,実際の裁判でもご依頼者様はじめ家族全体の取り組みを主張,立証していきました。
結果として,直ちに刑務所に送られることはなく,執行猶予付きの判決を得ることが出来ました。

このように,以前にも万引きで刑事罰を受けたことがある方が万引きを繰り返すというケースは,珍しいことではありません。
前科のある御家族が万引きなどの刑事事件を起こしてしまった場合,すぐに弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所に御連絡ください。
在宅事件の場合,事務所にて無料で御相談いただけます。

【お客様の声】詐欺事件での解決例

2021-05-16

【お客様の声】詐欺事件での解決例

【事案の概要】

ご依頼者様は,取引先に対して架空の請求書などを発行することにより数千万円の利益を得ていたという詐欺事件。

【弁護活動】

ご依頼者様は被害者である取引先から架空の請求書について追及されていたところ,当初に弁護活動を依頼されました。
ご依頼者様からお話を伺ったところ,架空の請求と正規の請求分が混同している可能性があり,被害額については慎重に検討する必要がある事件でした。また,被害額が相当高額となる可能性があり,裁判においては実刑判決もありうる事案でした。
被害額について被害者側と協議していたと途中,ご依頼者様は逮捕されてしまいました。
被害額についてやや認識の相違があった点や,裁判で実刑判決の可能性があった点,事件関係者がいた点を踏まえると,逮捕されることもある程度は想定されていました。
そこで弁護士が逮捕後速やかに検察庁,裁判所に対して働きかけたところ,早期の釈放を実現できました。
釈放後,被害者側と弁償に関する協議を続け,ご依頼者様の責任分に応じた額での示談を行いました。
裁判においては,事件が起きたのはご依頼者様のみが責められるべきではないこと,責任に応じた弁償をしていることなどを主張したところ,何とか執行猶予付きの判決を得ることができました。

取引先への架空請求などでの詐欺事件で捜査を受けている方がおられましたら,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御相談ください。

【お客様の声】少年の受け子事件での解決例

2021-05-14

【お客様の声】少年の受け子事件での解決例

【事案の概要】

ご依頼者様のご子息様(10代)は,SNS上での仕事の募集に応じて指示に従って荷物を受け取ったところ,いわゆる特殊詐欺受け子をしてしまったという詐欺事件。

【弁護活動】

一般に特殊詐欺というものにはいくつかのバリエーションがありますが,この事件では,電話役が被害者の方にうそを言い,ご子息様のような受け子役が被害者の方から現金やキャッシュカードを受け取るという形態の詐欺事件でした。
このような特殊詐欺では,受け子として犯罪に関与してしまう方の多くが10代や20代の若年者であることが多く,また,当初は特殊詐欺であることを知らされないまま,無自覚に犯罪に関与してしまうこともあるのです。

ご子息様によると,詐欺とは思わず簡単なアルバイトだと思って荷物を運んだが,後になって思うと特殊詐欺にかかわってしまったかもしれないと思い,一度自ら警察署へ出頭したとのことでした。
出頭後,警察から連絡もないまま過ごしていましたが,3か月後,突然警察官が自宅に来てご子息様は逮捕されてしまいました。
ご依頼者様は逮捕された直後から当初に事件のことをご依頼され,弁護士が警察署で接見を行いました。
ご子息様は当初詐欺であるとは思っていなかったことや少年事件であったため,弁護士が検察官や裁判官に対して,身体拘束を行わない様に意見書の提出と交渉を行いましたが,一度勾留が決定してしまいました。
しかし弁護士が諦めず勾留に対して不服申し立てを行ったところ,裁判所はこれを受け入れて,一度決定した交流の裁判を取り消し,ご子息様を釈放するという決定を行いました。
特殊詐欺の事件でかつ嫌疑を否認している状態で,早期の釈放が認められるのは極めて異例でした。
家庭裁判所に事件が送られてからも,弁護士がご本人の主張に沿った弁護活動を行いました。
結果として,詐欺の成立は認められてしまいましたが,最終的な処分としては通常よりも短期間の保護観察処分とされました。

10代のお子さんが「受け子」などに加担してしまう特殊詐欺事件を起こしてしまい,逮捕された場合,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所に御連絡ください。
まずは刑事事件・少年事件を専門とする弁護士がお子さんの接見に行き,内容を確認して御説明致します。(有料)

【お客様の声】児童ポルノを所持事件の解決例

2021-05-12

【お客様の声】児童ポルノを所持事件の解決例

【事案の概要】

ご依頼者様は自宅のパソコン内に保管していた児童ポルノ画像数百点が警察に発覚し,不拘束のまま取調べを受けたという児童ポルノ所持事件。

【弁護活動】

この事件は,警察に発覚した経緯がやや特殊であったことやご依頼者様の立場上,事件が送致され刑罰を受けた場合,報道等が出てしまう可能性もありました。
そこで,ご依頼者様は円滑な事件の解決のために当所に弁護を依頼されました。
事件について不拘束のまま取調べがなされていたため,弁護士が警察に捜査状況を確認して,ご依頼者様と打ち合わせを重ねながら取調べに対応していきました。
また,児童ポルノに興味を持って所持するに至ってしまった経緯について,ご依頼者様や周りの方とも話し合い,今後同じことをしてしまわないための措置も講じることにしました。
そのうちの一つとして,カウンセリング機関へ通うこととし,その結果を捜査機関にも証拠として提出しました。
捜査の結果やご本人の反省状況等も踏まえて,ご依頼者様は検察から取調べを受けることなく事件は終了し刑罰も課されることなく,また,職場等に知られることなく事件を終了することができました。

児童ポルノ所持事件で警察官からの取調べを受けた方,家宅捜索を受けた方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部・八王子支部に御相談ください。
在宅事件の場合,事務所にて無料で御相談いただけます。

【お客様の声】大麻事件の再犯 一部執行猶予を獲得

2020-05-18

【お客様の声】息子さんが大麻の所持事件で逮捕されてしまった親御様から頂戴した「お客様の声」を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所東京支部からご紹介します。

【事件概要】

ご依頼者様のお子さん(20代男性、学生、同種事案の前科あり)は、警察官から職務質問を受け、その際に所持していた大麻を、その場で提出させられることとなりました。
その後ご依頼者様のお子さんは、警察署へ任意同行を求められ、数時間に及ぶ事情聴取を受け、家に帰されました。
数日後、その後の見通し等について弊所にご相談いただき、同日、刑事弁護委任契約を締結いただきました。
大麻を提出してからおよそ2か月後、捜査機関による検査の結果、ご依頼者様のお子さんが所持していた物は大麻であることは間違いないとして、担当警察がお子さんを逮捕しました。
なお、ご依頼者様のお子さんには大麻所持の前科があり、今回逮捕された時点では、まだその件での執行猶予期間中でした。
その後の弁護活動により、ご依頼者様のお子さんは保釈決定を受け、裁判までの間、弁護士の指示の下、本格的な薬物治療を受けるなどしました。結果として、検察官の求刑よりも相当短い刑の言い渡しになり、加えて、一部執行猶予が付いた判決を得ることが出来ました。

【事件経過と弁護活動】

 初回相談時、担当弁護士は、ご依頼者様方に対し、捜査機関による本鑑定の結果が出た後に逮捕されるであろうという見通しをご説明しました。また、同種事案での執行猶予期間中でしたので、再度の執行猶予の獲得は非常に難しいことについてもご説明しました。そのうえで、逮捕後の取調べ対応の在り方や、裁判に向けて必要な活動等について、丁寧に助言を行いました。
 実際に逮捕・勾留された後は、頻繁に接見に行き、その都度取調べでの応答を確認し、アドバイスを行いました。起訴された後は、勾留継続の必要性がないことやご両親がしっかりと監督できる体制を整えている事等を検察官・裁判官に対して主張し、起訴後速やかに保釈決定を獲得しました。
 ご依頼者様のお子さんは、保釈の決定を受けてご自宅での生活に戻られてからすぐに、事前に決めていた専門の医療機関への通院を開始しました。担当弁護士のアドバイスで、判決が言い渡される直前まで週に数回通院し、徹底的に薬物治療に取り組みました。お子さん自身、自主的・積極的に取り組み、薬物の恐ろしさを真に理解し、薬物からの脱却を強く誓っていました。そして、担当医師からも、治療効果が着実に現れているとの言葉を貰っていました。こうした状況を踏まえ、裁判の場で担当弁護士は、長期間刑務所に入れることよりも、社会内において適切な治療をこのまましっかりと継続することが、再犯防止のために何よりも必要な事であると強く主張しました。
 結果的に、検察官の求刑よりもかなり短い懲役期間で、さらに一部執行猶予も付された判決を得ることが出来ました。弁護士の丁寧な説明や、裁判の結果について、ご依頼者様方には大変満足していただけました。

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